マザー牧場周辺の基地局&ワンセグ遠距離受信

この記事の内容は1年以上前に書いたものです。現在は状況が異なる可能性がありますのでご注意ください。

千葉県富津市にあるマザー牧場を訪問しました。

山の上エリアわくわくランドにある観覧車から周辺の基地局を撮影しましたので紹介します。

mother01
こちらがマザー牧場周辺をエリア化している携帯電話キャリア各社の基地局です。この他、少し離れた場所にドコモの基地局がもう1局ありました(写真未撮影)。

mother02
ドコモ基地局の拡大です。

mother03
左側の鉄塔はY!mobileの1.7GHz帯基地局(旧イー・モバイル)です。その右側に明らかに基地局を新設しそうな場所がありますが、入口には工事看板が無かったため詳細は確認出来ませんでした。

mother04
中央手前はPHS基地局です。無線エントランス用アンテナが確認出来ましたので、有線回線は接続されていないようです。
奥はKDDIです。同一の敷地内に2本の鉄柱が立っており、左が現用、右が廃局したもののようです。形状からPDCからCDMA旧800MHzまで使用したものだと推測出来ます。

mother05
こちらはソフトバンクの基地局です。ケーブル配線から900MHz帯にも対応していると推測出来ます。

以上が携帯電話各社の基地局ですが、せっかく観覧車に乗りましたので、さらに遠方に見える鉄塔を撮影してみました。

mother06
東京湾方面に見えたのは海上保安庁 富津送信所です。

mother07
鹿野山方面の各種鉄塔です。右手前の白い建物(マザー牧場の本部?)にも携帯電話基地局のアンテナや各種無線のアンテナが確認出来ました。

最後にマザー牧場山の上エリアみどりのひろばでワンセグ受信確認を行いました。

使用機種:DIGNOケータイ 502KC 地域設定:千葉
※送信場所は推測です

27ch:NHK総合東京(墨田)
26ch:NHKEテレ東京(墨田)
30ch:チバテレビ(船橋)
25ch:日本テレビ(墨田)
24ch:テレビ朝日(墨田)
22ch:TBS(墨田)
23ch:テレビ東京(墨田)
21ch:フジテレビジョン(墨田)
50ch:TOKYO MX(新島
50ch:TOKYO MX(新島、謎の重複登録)
34ch:NHK総合・東京(君津?)
35ch:NHK総合・東京(新島?
37ch:NHK総合・東京
18ch:tvk(横浜)
18ch:tvk(横浜?、謎の重複登録)
32ch:テレビ朝日(鴨川?)
43ch:テレビ朝日(新島?
31ch:テレビ東京(富津?)
51ch:テレビ東京(新島
38ch:フジテレビジョン(富津?)
42ch:フジテレビジョン(新島?市原牛久?)

直線距離で100km以上離れた新島からの電波がよく受かっていたのが印象的です。特に50ch、51chに関しては周辺に該当局がありませんので、新島だと断定しました。35ch、43chに関しても千葉県内で確認できるものは小規模中継局のため、マザー牧場では受からないと推測し新島からの電波ではないかと考えています。

以下、みどりのひろば付近の写真です。

mother08

mother09

観覧車乗車中にワンセグ受信実験を行えば、さらに良好な結果が出た可能性がありますが、非常に面白い結果が出たので収穫がありました。

群馬県神流町で見つけたSB基地局の今昔

この記事の内容は1年以上前に書いたものです。現在は状況が異なる可能性がありますのでご注意ください。

群馬県多野郡神流町大字小平にあるソフトバンクの基地局です。

sb_kanna_kodaira01

一般的な2GHz帯対応の基地局ですが、無線エントランス回線用のアンテナが取り付けられています(対向先は神流町大字相原のPLB基地局と推測)。

この基地局は以前も訪問していますので、2007年4月の様子を紹介します。

sb_kanna_kodaira02

当時の装置はNEC製でした。

sb_kanna_kodaira03

misc架と呼ばれる通信機器等が格納されている箱(写真左、グレー)には平成19年3月(=2007年3月)と表記されていますので、開局直後に訪問したようです。

また当時の写真と比べて、現在は基地局の周辺に立ち入りが出来ないよう、フェンスが取り付けられていました。

IMT/PLB神流森戸局(衛星&GPS設置)

この記事の内容は1年以上前に書いたものです。現在は状況が異なる可能性がありますのでご注意ください。

群馬県多野郡神流町大字森戸にあるソフトバンク基地局です。

まずは2005年に撮影した開局当初のものを紹介します。

kanna_morido01
短い板状のアンテナは神流町役場方面にのみ向けられています(反対側は山)。

kanna_morido02
2005年開局当初の装置は3G1波のみに対応するNECの装置です。

kanna_morido03
NB-341という型番を聞いただけで、長らく基地局に興味を持っていた方は懐かしむことでしょう。

kanna_morido04
開局当初はボーダフォン株式会社でした。

続いて2016年7月に再訪問した際の様子を紹介します。

kanna_morido05
アンテナは相変わらず神流町方面に向いていますが、長い筒状のものに変更されています。

kanna_morido06
市町村役場周辺の基地局には各社とも蓄電池設備を増強していますが、こちらも敷地が拡張されて白いキュービクルの蓄電池設備が増設されていました。

kanna_morido07
特筆すべき点は、衛星IP通信用のパラボラアンテナ(IPstar)の導入と、基地局にGPSが取り付けられています。

設備を見る限り、900MHz帯の3GやLTEが増えており、NECの無線設備もNokiaに変更され、光ケーブルも増強されているようでしたが、災害時の孤立化防止を考慮して衛星網にバックボーン回線を切り替え出来るようになっているようです。

衛星網に切り替えた際の同期問題を解消するためなのか、ソフトバンク他局での設置例はほとんど確認できないGPSが取り付けられています。

群馬県内の自治体で、神流町は災害時に孤立化する可能性が高い場所であることは間違いありませんので、他社に先駆けて有線と衛星の二重化を導入したソフトバンクの対応は評価できます。

衛星IP基地局エリア内での通話実験

この記事の内容は1年以上前に書いたものです。現在は状況が異なる可能性がありますのでご注意ください。

群馬県多野郡神流町神ケ原、間物地区にあるソフトバンク衛星IPエントランス対応基地局です。IPstarの大きなパラボラアンテナが特徴的です。

kanna_ipstar01

DIGNOケータイ 502KCでVoLTEやHD Voice通話実験を行った際、通常の基地局ではなく衛星やインターネット網をバックボーン回線に採用した基地局での通話はどうなるのか気になっていました。

そこで群馬県内の大部分の基地局を網羅している茂木ネットワークセンターさんに相談し、通話試験に適した場所を数カ所ピックアップしていただきました。
その結果、ここ間物地区にあるIMTIP多野郡神流町神ヶ原9001局が最適だと判断して現地に出かけてみました。

kanna_ipstar02
502KCの待ち受け画面で確認しても確実に3Gエリアになっています。ただ3Gだけのエリアであれば他にもありますので、念のため他の基地局からの電波が入っていないか再確認しました。

kanna_ipstar03
地形的に見ても他の局からの電波は入らないのですが、間違い無くこの衛星IPエントランス対応基地局1局1波だけが出ている事を確認しました。

kanna_ipstar04

【発信元】 DIGNOケータイ 502KC
【着信先】 SoftBank契約 iPhone6

呼び出しが始まると、3G回線であっても相手がHD Voice対応機であれば、電話番号の右側に[HD]マークが表示されるのですが、表示されませんでした。

この挙動については過去の記事に詳しく掲載しています。

参考記事:3Gエリア内での502KC発信挙動

この記事を公開後、自宅で強制的に3G固定にしただけなので、4Gエリア内での3G固定でHD Voiceが適用されたのではないかと考えて、2GHz帯の3Gが単独運用されている群馬県利根郡川場村に出かけて再調査をしましたが、結果3G単独運用のエリアでもHD Voiceが適用されることを確認しています。

従って今までの検証では502KC→SB契約iPhone6への通話は3G/4Gに関係なく100% HDマークが表示されていました。ところが・・・

kanna_ipstar05
こちらが今回検証した衛星IPエントランス基地局での通話結果です。1分以上通話しましたが、衛星IPエントランス基地局エリア内での発着信ではHD Voiceが適用されず高音質通話にはなりませんでした

通話相手の声が微かに聞こえる範囲内で通話実験を行いましたが、音声の遅延がとても酷く、腹話術ではないかと錯覚するような状態でした。

502KC→基地局→IPstar→地上SB交換設備→IPstar→基地局→iPhone6という経路を辿っていますので、通常想定される衛星経由の通話と比べて単純計算で遅延が倍になると推測出来ます。

基地局や技術に全く興味がない同行者からは「いっこく堂エリア(いっこく堂=腹話術師)」と命名されてしまうほど特異な光景だったようです。

PLB基地局の配置により人口が少ない地域にも高性能な設備を持った基地局が多くカバーするようになりましたが、このように衛星経由での通話・通信に限定している数少ない地域も存在しますので、今回は貴重な体験が出来ました。

余談ですが、この基地局周辺ではドコモが800MHz帯でサービスを提供していますが、こちらはLTE対応で赤いスパイラルを巻いた光ファイバーが接続されていましたので、町営ケーブルテレビなどに利用されている光回線を借りているのではないかと考えています。

オムニアンテナ+筒アンテナのSB基地局(続報)

この記事の内容は1年以上前に書いたものです。現在は状況が異なる可能性がありますのでご注意ください。

群馬県伊勢崎市西久保町にて2016年5月に見つけた基地局の続報です。

前回の記事はこちら:オムニアンテナ+筒アンテナのSB基地局

基地局発見から約2ヶ月間に渡り、周辺の電波状況を含めて念入りに確認しましたが、ソフトバンクの900MHz帯に対応したLTE単独基地局と判断しました。

Twitterでも同様構成の基地局発見報告を見かけましたが、私が見つけた場所ではこれと言って大きな決め手がなくて断定することが出来ませんでした。

sbm_nishikubo05
こちらは6月下旬に訪問した際に取得したRF Explorerでの波形です(5月下旬より頻繁に確認していますが、毎回綺麗な波形にならないのが不思議です)。

955MHz帯を中心とした10MHz幅(画面向かって右側)のみ強い波形を取得しています。

一般的な900MHzの3G/LTE両対応基地局の波形は次のようになります。

sbm_nishikubo06
群馬県伊勢崎市昭和町の伊勢崎市民文化会館付近で取得した波形です。
3G(画面向かって左)とLTE(画面向かって右)の波形が、ほぼ同じ強度で入感していることが分かります。
基地局からは約200m離れた場所で、車内(信号待ち)での確認になりますので、若干弱めですが、波形はハッキリと確認することが出来ます。

このような従来から展開されている900MHz帯基地局と明らかに異なる波形を取得しましたので、900MHzのLTEのみに対応した基地局だと判断しました。
※従来から吹いている2GHz帯の3Gも継続しています(アンテナはオムニアンテナ)。